「真央…好きだよ」


真央をギュッと抱きしめる。
真央も抱きしめ返してくる。


そんな些細な事に安心するんだ。


他の奴らが何と言おうと、俺だけの可愛い彼女。

内から出る可愛さに最初に気づいた俺は超ラッキーだ。


「………私も」

腕の中で小さな小さな声で答える真央。


「!!!」


焼き尽くすほどの熱が体中を巡る。

言葉一つで、俺を殺せるね…。


君には言わないけど……。



その赤くなった不細工な顔も──君の全てを──愛してるよ。



~終わり~