「好きです!つきあってほしい」

放課後の渡り廊下で、頭を下げる1つ上の先輩

大嫌いな母にそっくりなこの顔を好きだと言う人は多かった

だから高校に入ってからは、こんなことは日常だった

私はそんな時、決まって笑顔でこう答える


「はい」