「世間ではもう私は型遅れのようですよ」


「そうなんだ」


「新しい種類なんて、それこそ私のように『学習』を必要としない程に万能だと聞きます」


「それは凄いね」


「貴方も十分な蓄えがあるようですし、マスターの遺産もあります」


「それがどうかした?」


「いえ、ですから、そろそろ私も必要ないのでは、と」


しっかりと意図が伝わるよう、声音も表情も調節したつもりだった。

しかし、彼から返ってきた反応は。

爆笑、だった。