そうは言われても、それはそれで加減が難しい。

それに、私は仕事をする為にここにいるのだ。

別に「頑張っている」わけでもなく、それが自分の義務だから行っているだけなのだ。

何より、私が疲れを感じることはない。

体力的にも、そして精神的にも。

それが我々と言う存在なのだから。

しかし、それを説明しても、彼はただ笑い、


「それでも、たまにはゆっくりとさ」


そう言い、お茶を口に運ぶ。