「マミじゃないっ!あさみ!
まあ、そーだよね。
ナオが落ちるわけないか。」



「あたりまえ。
ほら、結果もわかったし帰るぞ。
母さんたちが、どうせパーティーだなんだって…」


「そうだねっ!帰ってお祝いだっ!」


と、言うが早いか
走り出す女の子。



「おい、走るなよ。」


「早くー。置いてっちゃうよ!」



女の子を追いかけて
歩き出した男の子。


「ったく。」


とあきれながら言いつつも
男の子の口元は笑っていた。