「・・・?あたし達、目立ってない?」

「?そう?」

苺ちゃんと、美瑠ちゃんは

そう感じているらしい。

感覚がまひしちゃってるあたし達

そう、あたしと優ちゃんは

全然気づかない。



と、そのとき。

「・・・璃裡。」

「おい、優。」

後ろから、誰かに名前を呼ばれた。

「ん?しょ、翔人っ。」

「和弥?どーしたの?」


あたし達の名前を呼んだのは、

翔人と和弥君。

?なんでここにいるの?


「お前ら、目立ちすぎ。どんだけ見られてるかわかってんの?」

「・・・璃裡・・は、自覚してねーな。」

はぁ、と溜め息を漏らして

あたし達の横に並ぶ。

「お前らモデルなんだから、目立つに決まってんだろ?」

「・・・ナンパされたら、どーするつもりだよ。」

翔人と和弥君は

苺ちゃん達のことなんかおかまいなしに

あたし達にお説教。