「おーい。優ー?話終わったかぁ?」

「和弥ー?」

「朝メシ食うだろー?」

「うん、今行くー。」

優ちゃんと和弥君は、あたしの知らないうちに

ずいぶん仲良くなってたみたい。

「璃裡姉も行くでしょ?」

「んーん。後で行くから。翔人連れてきてくれない?」

「りょーかい。」

ちゃっと了解のポーズをして

部屋を出て行く優ちゃん。




数分後して、翔人が部屋に入ってきた。

「・・璃裡?どうした?」

「優ちゃん、付き合いだしたみたいだね。」

「・・和弥と・・だろ?」

「うん。やっぱり寂しい?」

「・・・いや。どーだろ。」

翔人は、少しだけ難しい顔になった。

やっぱり、妹が誰か他の男の子と付き合いだしたら

寂しいんじゃないかな?

あたしだって、ちょっと寂しいもん。