「今夜が峠です」


医師から出た言葉は本当にありえない言葉だった。

もしかしたら…優華が今日いなくなるかもしれない…。


俺は何していいのか分からなかった。


「優華が…死ぬ?う、そだよな…優華…優華っ!!」


感情がこみあげてきて俺の瞳からは

温かい何かが零れ落ちた。



病院のベットで荒れた呼吸をしながら
寝ている。

よく見ると顔が青白く。


‘いなくなる’‘死ぬ’ということが

改めて実感うを与えられる…。