先生が帰っていく後ろ姿を見てなんだか寂しくなった。

あの大きくて広い背中に飛びつけたらな・・・

とか思った。

まだドキドキしてる・・・

ドキドキというか、心臓がぎゅーってなる。



そうか

私先生のこと好きになちゃったんだ・・・


私はバスケ部が終わるのを待った。

ナツと話したかったら。

ナツは同じクラスで、祐希とナツと私でいつも一緒にいた。

だから今はナツに会いたい

会って話したい



「ナツーおつかれー!」

「うん!てか教官室にいたでしょ?なんか悪いことしたの ?w」

「違うよ!原田先生に呼ばれたの!」

「なんで?」

「祐希のことで」

「そっか・・・先生心配してるんだね。佳英のこと」

「・・・」


私はすべてをナツに話した。

先生と話したこと・・・

1時間くらい泣いたこと・・・

私の心臓がぎゅーってなること・・・

先生が好きってこと・・・

私はやめとけって言われると思った。


「そっかぁ・・・頑張れ!てか、一緒に頑張ろ?相談とかのるし!」

「本当に・・・?ありがと!」

「そのかわり諦めんな!」

「うん!」