「実穂ぉおお!梨央渡部に文化祭までには告白する!」
放課後一緒に帰っている実穂にそう宣言した。
実穂には前々から
渡部が気になると相談していた。
優奈とライバルである事も…
『え…でも優奈は?』
実穂は少し困った顔で聞いてきた。
「優奈は…。」
言葉に詰まっていると
『まぁでもウチは何があっても梨央の事応援してる!』
にっこり笑って実穂はそう言った。
「ありがとぉお!実穂大好きやわ!」
今の私に1番勇気をくれる言葉だった。
よぉおおしっ!
文化祭までにいっぱいアピールするもん!
そう思っていたのに。
こんなにも早く君と幸せな時間を過ごせるなんて
この時はまだ全然
予想もつかなかったよね。