え………


でも待って

男の子にメアドなんて聞いた事がない…。


なんて聞けば…

すごい恥ずかしさと緊張感に押し潰されそうになった。



あ…なんて言おうなんて言おう…。


渡部君の席に着いてしまった…。

もぅなんでもいいや!

言っちゃえ−!


「あのっ!いきなりごめん!…メアド教えてくれませんか?」



びっくりした様子で顔をあげた。

あぁ…やっぱりカッコイイ…。


『え…。』

少し困惑した表情…


そりゃいきなりあまり知らない子に言われたら

誰でも困る。


「…だめかな?」


ぽかーんとしている彼。


『…いいよ。』

無愛想にそう言い放った。


やったぁぁぁあああああ!


とても嬉しくて私の心は舞い上がった。


「ありがと♪」



私の心はとてもワクワクしていた。

優奈の所に戻り満面の笑みを浮かべた。


『ずるい!』

優奈は悔しがってそう言った。


私だけがリードするのは悪いと思い。

「この子にも教えていい?」

と聞いた。


『あ…いいよ。』


彼はそれだけ言ってまた何か書きはじめた。



無愛想だけど悪い人ではなさそう…。


いつメールくるのかな///