昼休み。
紫苑は、男友達と
別れ、一人で
教室のすみにいた。

紫苑と目があった…。

慌ててそらした。
そしたら

紫苑が近寄ってきた。
「ねえ-。屋上きて-」
訳が分からない。
「うん…」
返事するのが
精一杯…。
緊張しまくり。

「嫩ってさあ、
好きな人いる訳?」

「えっ…分からない」
それしかいえなかった。

「俺ね、嫩が、好きかも…
はじめて
会った時から…」


「……」
一生懸命言葉を
探した。
でも、見つからなかった。

「付き合ってョお-?」

「…うん」
いっちゃった…