なんか…何年もたった夏じゃないけど
ちょっと当てはまってるよ…



なんでこの曲なの!?
気持ち歌われちゃってるよ?



不意に隣の隼人さんを見ると
鼻歌を歌っていた。



やっぱりなんとも思ってないよね…
期待するのやめよ
期待して違ったら嫌だし…。



そうこうしているうちに
海が近くなってきた。



「もうすぐつくね」



「はい、楽しみです!」




そして海についてちかくの
駐車場に車を止めて降りた。


砂浜に降りて海に近づくと
ザーッと波の音だけが静かに響いて
あたしたち以外に人はいなかった。


まるで2人だけの世界みたいに…。