まっすぐ家に帰ろうと思ったけど
翔平の言葉が頭をよぎった。




〝取られちまうぞ″




そう考えると無性に
有加に会いたくなった。



有加が俺を好きじゃなくても
ただの先輩だと思ってても
俺は有加に惚れてる。



だから絶対彼女にしてみせる!



意を決して有加に電話をかけた。