いやいやいやいや!
そんな楽しそうにいわないで!

茜の視線がぁー


案の定、茜はこっちをみて
睨んでいた。

そして予想外の行動にでた。


「じゃああたしは隼人さんの前!」


ええええー
まさかの同じ席…

つらいにもほどがあるでしょ!


まぁ適当にしてれば
大丈夫だよね…


こうしてそれぞれ食事が始まった。


時々向けられるギロッとした
視線を感じながら
ご飯が喉に通らなかった。


そんな時、急に茜が隼人さんに
話しかけた。

「隼人さんって、どんな子がタイプなんですかぁ?」


あたしも正直気になっていた。



「うーん、タイプってとくにないんだけど、強いて言うなら可愛くて優しくてちっちゃい子かな」



隼人さんはまた食事にもどった。


そうなんだぁ

ちっちゃくてよかったぁ
まだ望みあるかも!



しばらくして
会計を済ませて
解散になった。



家に帰る途中、今日の事を
思い出していた。


隼人さんに頭なでられたなぁ

あんなのみんなにするのかな?

なんか…逢いたいなぁ



ふらふらぁっと歩きながら
考えていると1本の電話が入った。