まあ安藤が驚くのも無理はない。
杉浦雄大は
1.とりあえずイケメン!
2.そしてイケメン!
3.やっぱりイケメン!
な男だからだ。
だから
学校は当たり前、地域の女子のほとんどが
彼に夢中。
アタシも予想外だった。
普段のアタシなら
絶対好きになんてなってなかったのに。
「あんた、杉浦にいじられてるもんね~。そりゃ、優越感だわ。よかったよかった。」
「は!?お前適当すぎじゃね?もっと喜べよ!」
「なんであたしがあんたの恋ばな聞いて喜ばなきゃなんないんだよ!」
むっかー!
最近アタシへの態度が
ひどいぞ安藤!
なーんて
言い争いをしていると
あっと言う間に校門が見えた。
「あ 噂をすれば杉浦雄大だ。」
「え!?!?どこどこ!?」
安藤の言葉に飛びついたアタシ。