…………………



(黒笑………っ!!!)



黒い………



黒過ぎる………





さっき見た笑顔とは全然違う。





「どう?諦める気になったかしら?」



黒い笑みを浮かべたまま、龍宮はクロワに問い掛けた。





『ふっ……そんな気に……なる訳がないでしょう』



クロワは身動きのとれない体で、辛うじて顔を上げる。



瞳はまだ赤く闘争心が剥き出しだ。