圭side


俺は真冬を総長室から出られないようにしたはずだ。


なのに、あいつはここに来た。


ってか、どうやって出た?


ドアには鍵をかけたはずだぞ?


それは後で真冬に問い出すとして…。


あれは本当に真冬か?


雰囲気が全然違う。


あいつは襲ってきた男達をキレイによけながら、髪を結すび悠から受けとったものを着た。


その動作がとてもキレイで、つい見入ってしまった。


モデルの時とはまた違う魅力があった。


天龍側が混乱ているなか、1人の声が聞こえた。