わかってるからこそ、休めなんて言えねぇんだよな~。


同業にしかわからねぇ事もあるってよく聞くが、ここでは思いたくなかったな。


「…休めとは言わないけど、俺もついて行くぞ」


「え!?」


「俺も隣のスタジオであるんだよ」


本当は1時間後だけど…。


真冬が心配だしな。


見てないと、無茶すると思うし。


てか、絶対無茶するな。


「うぅ~。…って、時間!圭、早く!」


「はいはい」


「みんな、まったね~!」


「頑張れよー!」


俺達はこうして倉庫を出た。