「…本当は俺が行きてぇんだけど、学校があるからな」


「遠いのか?」


そういえば、うちの学校にはいないよな。


自慢ではないが、学校の奴らの顔は全員覚えているつもりだ。


「いや。抜けてもいいんだが、真冬に怒られるからさ」


女に怒られてもそんな怖くねぇだろ。


それにあの真冬だぞ?


笑って許してくれそうだがな…。