「もう8時だから帰んなきゃ!」
私は、そういい、
帰ろうとすると、
ドテッ!
王子に足を引っ張られ、こけてしまった
「なにすんの!?」
と、大声で怒鳴った。
「僕も、一緒に!」
と、言われたので、
「却下!」
と、きっぱり断った
「七っち~!ひどい!!」
私は、あまりにも、うるさく
泣きついて来たので、
バシンッ!
「もういい加減にして!あんたと付きまとってる暇は、ないの」
と、ビンタした後にそういって帰った
「うるうる…」
正直、ああいう王子は、嫌い
最初の方がましだった…
私は、急に走りだした。
(9時だ!お母さんに怒られる!)
と、そんなことを思いながら、
帰ろうとした瞬間
ドンッ!
「キャッ!」
と、ぶつかった時につい叫んでしまった
「大丈夫ですか?」
と、ぶつかった人に話かけられ
「…あれ?王子!?」
王子は、さっきいたはずなのだが、
なぜか、目の前に、いたのだ。
「王子、さっき公園いなかった?」
と、私は、王子に話かけた
「なんのことですか?」
その事を聞くと、私は、驚いたように、
「え!?なんで!?」
と、言った
「僕は、さっきまで、七の家にいましたよ。」
と、王子は、返してきた。
「私の家に!?っていうことは、公園にいた王子は…」
と、言うと、
「ニセモノですね」
と、続きを言い返して来た。
その時、私は、
(確かに、公園にいた王子は、最初と違う。こっちが本物だよね。)
と、ずっと自分に説得していた。
「ねぇ、じゃあ、絢は、知ってる?」
と、少し気になったので、聞いてみた
「誰ですか?それ」
と、答えは、そうだった
(絢のことしらないなんてどういうこと?)
と、疑問に思っていると、王子が、
「その二人、ダークワークの二人じゃないですか?」
私は、
(ダ、ダークワーク?)
と、また疑問に思ったら、
「ダークワークとは、僕が住む国のエフェイスのライバルの国です。」
と、説明された。
(また、わからぬ国が…)
と、思っていた。
私と、王子の話は、
エフィスと、ダークワークの話に
夢中になっていた。
私達が話を終えたその時!
ドパーン!!
と、変な音がしたので、
気になった途端、
ボトボトボト
なにか、目の前に落ちてきた。
それを見てみると、
ダークワークと書いた、包丁であった
「…えっ?何?どういうこと?」
私が半泣きになった途端、
「そいつを渡しなさい!」
と、急に誰かいい出した。