「じゃあ、HR始めるぞ。」
教室に戻って今はHR中。


トントンッと肩を叩かれた。
叩いた相手はわかってるけど無視することができずに振り返る。

「ん。」

そうやって長井くんは私に紙を渡した。
疑問に思いながらもそれを見てみる。


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名前なんて言うの?

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それだけ書かれた紙。

普通最初に自分から名乗るでしょ!
そんなことを思いながら紙に名前を書く。
そして長井くんにそっと渡す。