「ねぇねぇ。」
「?」

聞こえた方に振り向く。
そこには思わず見とれてしまうようなイケメンが立っていた。
さらさらの髪にすっと切れ長な瞳、高い鼻に薄い唇が綺麗に並べられている。
それに身長高いな~…
そうやって自分の世界に入っていたら、
「ごみ」
「へ?」
「……。」
「……。」
は?何コイツ?
そう思ってたら伸びてきたソイツの腕。
「え?わ、わ、あ?」
すぐに引いたかと思うと、
「でっけーごみ付いてた。」
そう言ってゴミ箱に捨ててスタスタと歩いて行った。