そう言って先に行く麻菜を追いかける。
麻菜はずっと私の憧れだった。
小学校の頃から背が高く、小さい顔には一つ一つパーツが綺麗に整えられている。
3年間会えなかっただけでも凄く変わっていて、
今じゃモデル並の綺麗さ、スタイルになっている。
それにくらべて私は、155cmと麻菜より10cmは違うであろう普通の身長に普通の体型。
加えて童顔。
麻菜と隣にいると自分の幼さが目に見えてわかる。

「はぁ…」

遠くで手招きをする麻菜を眺めながらため息をつく。