その時に微笑んだアイツ。
その瞬間、俺は恋をした。
名前も知らない。
どんな子なのかも知らない。
一目惚れなんか初めてだった。

そして合格発表の日、アイツにまた会った。
だけど話しかけることができなかった。
様子を伺っているとどうやら受かったようだった。
俺も、なんとか合格した。

それからはアイツのことで頭はいっぱいだった。


入学式、教室でアイツは俺の前の席だった。

運命かと思えた。
ドキドキは止まらなくて、なんとか話したくて、アイツに触れたくて色々考えた。
そしてアイツのアドレスを手にいれたと浮かれていた矢先の、彼氏いるっていう発言だった。