次の日、昨日と同じように麻菜と一緒に登校した。
教室に入るとみんなワイワイ騒いでいた。
私は自分の席に着いた。
長井由羽くんはまだ来てない様子。

キーンコーンカーンコーン♪

チャイムが鳴ると同時に彼は入ってきた。

「由羽、ギリギリじゃーん!」
「間に合ってんだからいいんだよ。」
そう話しながら席に着く長井由羽くん。


「お前ら席に着け~!」

長井由羽くんが座ったと同時ぐらいに藤堂先生が入ってきた。

「じゃあSHR始めるぞ。」
そう言った先生の話しを真剣に聞いていた。