「私が襲われそうになる場面にほたるが遭遇。
ほたるは職員室に駆け込み、氷室先生を呼びにいく係。
わかった?」


「私がするの?」


「うん。
それくらいの演技なら素人のほたるにもできるでしょ?」


「うん。
それくらいならたぶん大丈夫だとは思うけど・・・」


「ほたるの日当は千円ね」


なんだかバカにされてる気分になったが、一声で千円もらえるならおいしいとも思えた。


ほたるは庶民感覚をもった女の子なのだ。