武田が恐ろしいものを見るような目でいった。


「いえ。
できますよ」


里中は驚愕の顔をした。


「まさか」


「あのロボットの性能を見くびっちゃいけません。
人間がする行為はほぼすべてインプットされてるんですから」


「そこまですごいとは・・・」


「背に腹はかえられません。
これ以上危険なムードになったら突入しましょう」


「そうね・・・
他に方法がないわね」