昼になり、昼食の時間になった。

「私、今日、食堂なんだー」

「あ、私も!」

偶然にも私も食堂だった。
母が寝坊して、久々の食堂。


「やっぱ、人凄いねー」

この学校の食堂は美味しいと有名だった。
毎日、人で溢れている。

「私、サンドウィッチにする!頼んどいて!席取ってくるー」

そう言い残し、席を探しにいく。




あ、いい場所空いてるじゃん。

丁度、4人席が空いていた。

「紗香ーここ空いてるよーー」

サンドウィッチとカレーのトレーを一生懸命運んでくる紗香。


「ごめん、ありがとう…」

ふぅ、とため息をつく紗香に私は下から言った。