「嫌っていうか・・・珍しいなっと思って。
なんか家でのまこを見られるみたいでやだな。」

『嫌なんじゃん(笑)』

「あれ、ほんとだ(笑)
でも、可愛いよ。」


そう言ってあたしの髪に触れる。

「会社なんか行かずにうちでいちゃつきたいくらい。」


あたしは繋いでいた手を振りほどき、スタスタと歩いた。

「わ、まこ嘘だって〜」

『朝から冗談付き合ってる暇ないの!』

「なんかまこいつもと違うにおいがする。
香水変えた?」


後ろから小走りで近づいてきた優を横目でちらっとみた。

『誰かさんが初デートの時買ってくれたやつ。』

「え、まじ!?嬉しい♪」


そう言って肩を抱き寄せ、ほっぺにキスされた。