「おーい秀ほらよっ教科書」


 「おーさんきゅ」


 彼女を見ながら返事をしていた。

 
 「おい秀どこみてんだー?...て!何美海の事見てんだー!」

 え、なんでこいつ呼び捨てなんだろ、もしやの彼女...


 こいつというのは俺の昨日できたばかりのダチ龍。


 「はー?んな訳ねぇよ。ただの幼馴染!」


 「なんだ...」


 俺がぽつりと言ったとたん..


 「みーうちょいこっちこい!」


 龍が急に美海ちゃんをよんだ。