後ろ姿だけで、わかるその人は、中学ん時からあまり変わっていなくて、相変わらず美人で可愛いだろう。

「おはよっ!蘭!」

『あ、匡…おはよ!』

一瞬、表情が曇ったように見えたが…気のせいだろう。

可愛い笑顔で返してくれた。

長い睫毛に、二重の大きな目、可愛いぽってりとした唇…中学の時から変わっていない、肩まである黒い髪に、綺麗な透き通るような白い肌。