その時はまだあまり匡と話したことがなかった。

でも、その時にはもぅすでに匡に惹かれていた。

意地悪だけど、時々みせる優しさに惹かれていったんだと思う。

グレていっている匡を見るのは辛かった。
ある日、友達から匡が暴走族に入っているということを聞いた。
その時はホントに驚いた。

でも、アタシはそれを今も信じていない。

匡に限ってそんなこと・・・。

その友達に、匡を助けるためだからとチームに入らないか誘われた。

少し迷ったが、匡のためだからと了承した。

匡を助けるため・・・匡を・・・。

でも、その友達はそれから姿を現さなくなり、どうすれば匡のためになるのか未だにわかって
いない。