蘭は、物じゃねぇ。

でも、今、この状況で言いたくねぇ。

「勝手にしろよ!じゃあな…蘭」

「匡!」

オレは、走って教室に向かった。

教室には、3人の女がいたが気にもとめずに、教室を後にしようとしたら

「待って!匡くん!」

誰だっけ?この女。

いちいち名前なんて覚えねぇし。

そんな顔で見ていると

「私、吉原萌!あの…匡くん、ちょっといいかな?」

「何?何か用?」

「えっと…その…わ、私…好きです!つ、つ、付き合ってください!」