「あ!お花っ子ちゃん琥三郎モフってる!」

遊里がバタバタと駆け寄ってきた。

「いいなっ、見せて見せて!」

「ん、いいよぉ、はい、ゆうりちゃん」

お花っ子が琥三郎を遊里に渡す。

が。

「ありゃりゃ」

遊里はガサツなせいか、琥三郎が触れられるのを嫌がる。