逃げ回る新に。

「めんどくせぇだろ?アイツ」

鷹雅が近づいてきて、ニシシと笑う。

「悪ィけど、ちょっと遊んでやってくれよ。アイツ小猿でガキだからよ、構ってやると喜ぶんだ」

「お、おぅ…」

フレンドリーに接してくる鴉天狗に、思わず返事する新。

「あーっ!河童君また私の事、小猿って言ったぁっ!」

「んだよっ、小猿じゃ悪ィのかっ?おめぇも河童やめれ!」

小学生並みの口喧嘩をする二人。