そんな訳で、今日も今日とて。

「あーらーたくんっ!」

教室で仕方なく居眠りしている新に、ハイテンションメガマックスが接近してくる。

「富三郎君見せてよ、富三郎君」

「……琥三郎だ」

被っていた教科書から顔を覗かせ、迷惑そうな顔をする新。