ある日お婆さんは川に洗濯に来ていました。
毎日同じ服を着ていましたがさすがに臭くなってきたので、面倒だけれどもしぶしぶ洗濯をすることにしたのです。

お爺さんの服は適当に洗い、さあ戻ろうかと立ち上がった時、川上から大きな物が流れてきていることに気が付きました。

よく見るとそれは桃でした。
大きくて、ほんのり赤くて、瑞々しいなんとも美味しそうな桃。

お婆さんは久しく果物を食べていなかったので、喜んで桃に飛びつきました。

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