次の日、桃子が起きるとお爺さんとお婆さんが桃子の布団のまわりで悲しそうな顔をしていました。

桃子は近くに座るなと怒鳴りましたが二人は怒らず、変わりにお婆さんが手作りの吉備団子をくれました。

桃子は訳が分かりません。

鬼退治に行くと行ったのは本気ではないのです。当然二人にもそのことが分かっていると思い込んでいました。

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