特にする事も無く、家の周りに生い茂った雑草を見ては、昔の若かった頃の事を思い出すのでした。

お爺さんは若かった頃、村で一番の勉強家でした。学校も無い小さな村ですが、村長の家にある沢山の本を読ませてもらっていたのです。
ただで読ませてもらう代わりに、村長の家のお手伝いをしていました。
生い茂る雑草を抜いたり、薪を割ったり、山に猪を取りに行ったりしました。

お爺さんは村の人達に好かれていました。そんな中、一人の美しい女性と出会ったのです。

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