村長は気を悪くしたようで、家の中へ入っていってしまいました。

お爺さんとお婆さんは、鬼など放っておけば誰かが退治してくれるだろうと考えておりました。

しかし家に帰って桃子の顔を見た途端、気が変わったのです。

「桃子を家から追い出す良い機会ではないだろうか」

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