警戒なんて全くしてなかったぁたし。


いろんな話をしながら家へと向かう。

その間も手は繋がれたまま…


優雅の大きな手に、ぁたしの手がすっぽり包まれる。

そんな感覚がとても心地よかった。


しばらく歩くと大きな家の前へと来た。

「俺んち。どーぞ」


扉を開けてぁたしを中へと促す。

「おじゃまします」

玄関に入るとラベンダーのいい香りが広がっている。

リビングに入ると

「早速みよっか」

優雅はそう言ってリモコンを操作する。

ジュースやお菓子を用意してソファーに腰を下ろした。