デート当日。

ぁたしはいつものように髪を巻く。

メイクはいつもより時間をかけて

服装はお気に入りのものにした。


生まれて初めてのデート…

期待と不安を抱えながら約束の場所へと向かう。


緊張でやけに喉が渇く。

近くのコンビニでお茶を買おうとすると…


「あまねー」


向こうからぁたしを呼ぶ声。

「あ…龍…」


できれば今は会いたくなかったかもしれない。

優雅とのデートを迷いそうだから…

そんなぁたしの気持ちなど知らない龍は

「どっか出かけんの??」


「うん…優雅とデート…」

なるべく見ないようにしてた龍の顔を一瞬見る。

すると少し顔が曇ったように見えた。


「そっか。まぁ気をつけろよ」

そう言うと龍はぁたしを見ることなくコンビニへと入った。

なんだろ…心配してくれてんのかな…