HRの間、ずっとあたしは外を眺めていた。

HRなんてめんどいからね。




「はあ……」


周りにバレないように、小さくため息を吐いた。






あぁーなんか眠い。



昨日の夜、長い時間パックしすぎたか………





それとも、爪を念入りに磨いてたから?!




うーん。なんでだろ………







いいや、寝ちゃおVv








────────…
───────…




「…………お…起きろよ」



なんだよ……せっかく人が気持ち良く眠ってたっていうのに………





つか誰だよな

「なに?……工藤か」


「何じゃねぇよ。わるかったな俺で」


「はぁ?」


「早く帰れよ」


「帰れって………授業」




何こいつ?っていう目で見てきた。



「なによ………」


智「もうとっくに終わってんぞ、授業」


「えぇ?!」




時計を見る。



もうとっくに下校時間をすぎている。

「ほんとだ………」




ヤバい……今日塾なんだ……




「起こしてくれてありがとね!」


あたしは教室を出た