「…………」


───あれからどれぐらいの時間が経ったのだろう。

すれ違う人々が『私の姿』『私の顔』に好奇な目を向ける。
破けてボロボロになった制服。破れた部分や顔に見られる痣。ぼさぼさになった髪。


私は───虐められている。


両親は早くに他界していて、相談できる人はいない。


最初は物を隠されたり、机に落書きされたり等、簡単なものだった…。

しかし、日に日にエスカレートしていく虐め。殴る、蹴る等の暴行もされてくるようになった。



…何で、こうなったのか…。

それはきっと、その虐めグループのリーダー───林下真由美の好きな人から私が告られたからだろう。



私と真由美は………親友だった。