俺は、ただ突っ立ってた。
乱闘を見つめるが、どいつもこいつも同じ背丈でわかりゃしねぇ。
ガシガシと頭をかいて、フゥーッとため息をつく。
仕方ない、俺も乱闘に混ざるかー。
香水を嗅ぎ分けるのは得意分野。
あ、でも男の香水はごめんだけどなー。
絶対ぇ、汗くせぇよむさ苦しいし。
だけど、今回ばかりはそうも言ってらんねぇしな。
乱闘に混じって、"愛"を込めて殴り飛ばす。
「分け隔てなく、"愛してやる"から順番にぶっ飛ばされに来い。」
小さく呟きながら、顔面に拳を埋めていく。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…