「お前も思ったか。」


笑いながらミズキのもとまで歩み寄る。


「あぁ。バカすぎて反吐が出る。」


かわいい顔してすごいことを言う奴だ。


俺の戦い方は、言葉巧みに相手を操り最後は仲間同士で、殺し合わせること。


その姿はまるで、騙されて蛇の腹に入った奴らが腹の中で殺しあうよう。


そこから俺は、ガラガラヘビと呼ばれるようになった。


「にしても、さっきの白い粉はなんだ?あと、無線機はどうした。」


首を傾げるミズキ。


「あぁ、あれか。」


俺は右手でつかんでいたソレを出して見せた。


「嗅いでみな。」