「美都くんがさ、ステージ終わったら上がらせますって言ってくれたんだ。だから、すぐに連れて戻ってくるよ」
あんちゃんに言っていると見せかけて、その場のみんなに伝えた。
地下道をルンルン歩く。
この暗さがなんともいえず、探検気分を盛り上げてくれる。
先の方に明かりが見えて、少し歩調を速めた。
すると、ちょうど昇降機が下りてくるところで、俺は見てはいけないものを見てしまった気がした。
誰も気に留めてないけど、リィと司っちの手だけがまだつながれたまま。
リィはあんちゃんの彼女さんと話しているし、司っちは美都くんと話してる。
ふたりで話しているわけでもないのに手だけがしっかりとつながれていた。
あんちゃんに言っていると見せかけて、その場のみんなに伝えた。
地下道をルンルン歩く。
この暗さがなんともいえず、探検気分を盛り上げてくれる。
先の方に明かりが見えて、少し歩調を速めた。
すると、ちょうど昇降機が下りてくるところで、俺は見てはいけないものを見てしまった気がした。
誰も気に留めてないけど、リィと司っちの手だけがまだつながれたまま。
リィはあんちゃんの彼女さんと話しているし、司っちは美都くんと話してる。
ふたりで話しているわけでもないのに手だけがしっかりとつながれていた。