「……俺でよければ連れていくけど? じーさんの許可をもらわないと入れない場所もあるし」
「許可……?」
「じーさんが祖母のために作った散策道がある。そこはじーさんの許可なしには入れないんだ」
「そうなのね……?」
「……紅葉祭が終わればしばらくイベントもないしテストも期末考査まで大きなものはない。その間に行くか……」
「……いいの、かな?」
「だから……じーさんの許可が下りれば問題ない」
「……うん。……楽しみに、してるね」