「で、桃華ちゃんはなんでダメなのかなぁ?」
……環ならいいか。
「悪い……実は桃華と先日から付き合ってる。俺の彼女だから紹介はできない」
「――マジでっ!?」
環はなぜか声のトーンを落とした。
「妹とは正反対の美人さんだよな。くっ、いやめでたいじゃんっ!」
「おい、聖和には黙ってろよっ!?」
あの男にばれた日には、桃華に頼んで女子高生との合コン設定しろだのなんだと言われるに違いない。
そんなのはゴメンだ。
「葵は知ってるの?」
「まだ話してない。っていうか、マンションにはいるはずなんだけど、意外と出くわさないんだ」
「そっか。じゃ、今度三人で飲みにでも行こう。俺、ひとまず教授んとこ行ってくるっ!」
と、環は教室を出ていった。
時計を見れば四時四十分。
これから急いで行けば間に合わなくはない。
今日が翠葉の登校日で助かった。
……環ならいいか。
「悪い……実は桃華と先日から付き合ってる。俺の彼女だから紹介はできない」
「――マジでっ!?」
環はなぜか声のトーンを落とした。
「妹とは正反対の美人さんだよな。くっ、いやめでたいじゃんっ!」
「おい、聖和には黙ってろよっ!?」
あの男にばれた日には、桃華に頼んで女子高生との合コン設定しろだのなんだと言われるに違いない。
そんなのはゴメンだ。
「葵は知ってるの?」
「まだ話してない。っていうか、マンションにはいるはずなんだけど、意外と出くわさないんだ」
「そっか。じゃ、今度三人で飲みにでも行こう。俺、ひとまず教授んとこ行ってくるっ!」
と、環は教室を出ていった。
時計を見れば四時四十分。
これから急いで行けば間に合わなくはない。
今日が翠葉の登校日で助かった。